TZR50(3TU) エンジン関係

我が家にやってきてエンジン開けてみたら、見事にピストンとシリンダが固着してました。
結局全バラして組み上げる羽目になりました。
動いているのが不思議な奇跡のエンジンです。

以下の内容を真似して頂いても構いませんが自己責任でお願いします。
エンジンを駄目にする可能性がありますので。



2008年
我が家にやってきた時の状態です。
水が入ったのかとにかく錆が酷かったです。
クランクが無事だったのが不幸中の幸いとも言うべきでしょうか。
クランクベアリングも固着気味でしたが見なかった事にして再利用しました。
クランクは腰上ほど酷い状態ではなかったです。
動けばいいのでそのまま使用中です。
排気タイミングは2.5mmUP。幅は左右3mmづつ拡大しました。
かなり適当に削ったので誤差は相当あるはずです。
内壁はペーパーで磨いたらどうにか使えました。
ここまできたら普通は交換するんでしょうね。
掃気の立ち上がり部です。
仕切りの部分は抵抗が減るように削ってます。
スカートも多少削って効率が良くなってるはずです。
ピストンはキタコの1本リング仕様です。
吸気のとこがノーマルと全然違うし、ノーマルと比べるとかなり軽いです。
説明には300〜500kmで交換って書いてあったけどいつまで持つのか疑問です。

ヘッドは3mm面研しました。あくまで推定値ですが。
地面で削ってたら何mm削ったか不明になってしまったので。
スキッシュエリアは完全に無くなってピストンと当ってます。
圧縮がかなり高い仕様になってるのでピストンに穴が開く日も近いでしょう。

2009年
2009年3月、ブラックゾーン多用によりピストンがご臨終しました。
14000rpm以上は危険ですね。
見事に排気側のリングが溶けてピストンと合体しました。
純正ピストンを使ってで復活させました。
吹け上がりは結構悪くなった気がします。


2012年
3年ぶりに腰上を分解しました。
ピストンは少し当たりの強い部分がありました。

今回は乗りやすいエンジンにするのが目的です。

それにしてもスタッド汚すぎですね。
ピストンとシリンダーは軽くペーパーで修正して再使用です。
ベースガスケット2枚重ねを1枚に戻し、
ヘッドガスケットは純正をバラして3枚の1番薄い物1枚に変更しました。

今回のメインはヘッドがノーマル比で0.3mm面研仕様になります。
どう考えても圧縮が高すぎだったので無難なレベルに戻しました。

ジャッカルチャンバーとの組み合わせだとパワーバンドが8000〜12000rpm程度です。


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